2017年 5月 の投稿一覧

デカール 1

ちょっとハウトゥーっぽいことをやってみようかなと…

※基本的に「個人の感想です」&「我流です」

 

「デカール」「スライドマーク」「水転写シール」……

無いと困るし、多かったりでっかかったりすると尻込みしちゃったり

 

デカール基準で作るもん選んじゃったりとか

(ノ≧ڡ≦) テヘペロ

 

苦手なひと多いんでしょうね アドバイスを求められる率高いっす。

じぶんも得意じゃないんだけれどもW

 

・巧く貼れない

・剥がれてくる

・馴染まない

・ひび割れる……

 

いろいろありますが、もっとも基本的なとこ間違えてるひと多いです。

驚かれるし、「やってみたらできました!」な報告戴くことも多々。

 

「何秒くらい浸けてます?」

チョー基本ですよね。

じぶんは数秒です。極端なはなし潜らせるだけ。

 

 

貼る部分、1ヶづつに切り離したら、水に潜らせる程度で引き上げちゃいます。

もちろんその時点では全く貼れません。

台紙の上でピクりともずれません。

潜らせたら暫く濡れタオルの上とかに置いときます。

じわじわと台紙全体に水が染みて行くのが目でわかるくらいでOK

 

行き渡らない様なら、も一度サッと潜らせたり、スポイトで滴下したりしてやりましょう。

そのうち染み込んだ水分で“のり”が溶けてきて、台紙の上でズリズリずらせる様になってきます。

待っても動かない様なら、も少し水気足してみましょ。

 

・動く様になったら、貼る位置まで台紙ごと持ってって合わせ

・ちょっとづつデカールを台紙からずらして【スライドして】、貼る位置のところの端にデカールが来たら指や綿棒とかで抑えながら

・スルっと台紙を引き抜きます。

・湿ってるウチに位置調整したら、余分な水分、のり分、空気を押し出しつつ圧着

 

さ、貼れたよね ♪

(」゜ロ゜)」 ナント

 

水の中でずれる様になるまで待ってたら、のりはほとんど水の中に溶け出しちゃってます。

そんな状態でも、例えば、濡れた紙片をガラスとかに貼付けることは出来ちゃうわけで、巧く密着してれば乾いても剥がれないこともあります。

でも、やっぱりのりは足りないワケだから大概は剥がれてきちゃいますよね。

 

…つづく( ´-`).。oO

塗料について(3 “ラッカー”の1

ちょっとハウトゥーっぽいことをやってみようかなと…

※基本的に「個人の感想です」&「我流です」

 

それでは先ずラッカー系から。

GSIクレオスのMr.カラーとガイアノーツのガイアカラーを扱ってます。

(モデルカステンから発売されているカラーは「製造元:ガイアノーツ株式会社」です。中身はガイアカラーとおなじ種類です。)

 

 

フィニッシャーズ(Finisher’s)カラーもおんなじだって言うひともいますけども、さすがに乱暴過ぎるかなと?

※Model Art 2017 July 「筆塗り塗装」特集でしっかりラッカーに分類されてて( ゚д゚)

 

「ラッカー系」というのはあくまで便宜上な俗称で、むかしあったプラカラーの商品名が定着しちゃったもの。

「油性、アクリル樹脂塗料」が正しいらしいです。

 

ホントのラッカー塗料とは別物で、外壁塗る様な塗料ほどに有害なものではありません。

臭いは、揮発するものが無臭だったら危険でしょ?ってことで、わざと付け足してある「警戒臭」だそうで、成分そのもののにおいではありません。

そもそも「トルエンとか入ってたらプラモ溶けちゃうだろ!」みたいなw

お手軽に買えちゃいますが、使えない事が判っているので、そういう目的のあんちゃん達は買いには来ないし、売ったりしちゃダメだよ?みたいに指導員が廻って来る事もないです。

 

塗りやすく(吹き付けやすく)な濃度の調整にも、用具の手入れ、洗浄にも専用の薄め液が必用です。

 

一般的なプラカラー3種(ラッカー、アクリル(水性)、エナメル)の中では

・一番色数が多い

・乾燥が早い

・塗膜が強い

のが特徴です。

 

Mr.カラーとガイアカラー合わせると600色以上!(2017.5現在・含セット売り分)

これは圧倒的だぁ。

もちろん併用しても、混色しても大丈夫です。

 

そう! 大丈夫なんです。

店を永くやっていると、じぶんでは当たり前と思い込んでることがそれほど知られていないことに驚かされます。

これもそんなひとつですね。

 

ガイアノーツさんが出来て、はや12年以上。最初の商品は各種薄め液でした。

もちろん1色もカラーを出していない時です。

いま、ガイアカラー用薄め液として売られている“T-01”はMr.カラーなど用として売り出されていたものなのです。

ガイアさんのサイトにも「ガイアカラーをはじめ、溶剤系アクリル樹脂塗料(通称ラッカー系塗料)を薄めるための基本的な溶剤です。」とはっきり書かれてますね。

 

 

乾燥が早いのは、メリットでもデメリットでもあります。

どんどん次の作業へ進めるのはありがたいことだけれど、塗りムラ、筆目が出来やすいってことなので慣れが必用です。

 

よく言われる「筆を返すな」とか「重ならない様に立て立て…乾いたら横横…」とか、なかなか出来るこっちゃありません。

 

 

まぁ、少々のムラはクリアコートでごまかせちゃうので、それも効果のウチと楽しんじゃって下さい。

塗料について(2

ちょっとハウトゥーっぽいことをやってみようかなと…

 

※基本的に「個人の感想です」&「我流です」

 

模型用塗料の特徴はなんといっても「分離、沈殿すること」ですw

なんだそりゃー!?って感じではありますが、諦めるしかありません。

 

大雑把に言えば、模型用塗料とは「顔料(まれに染料)」と

顔料を模型表面に固着させる為の「クリアー樹脂」と

樹脂を液状に保つ「有機溶剤(薄め液)」の3種類の混合物です。

溶剤が揮発して、樹脂が固まり、顔料を固着させます。

 

顔料と樹脂が分離沈殿してしまうので、撹拌しないと使えません。

振ったくらいじゃ混ざりません。

GT73 Mr.撹拌用メタルボールなんていう。商品もありますが、よりよく混ぜる為の補助的なものかなと。

 

で、基本的に混ぜないといけないものなので、混ぜ合わせないと「本来の色」になりません。

顔料の重さによって分離沈殿していますので、完全に混ぜ合わせないとその色に成らないのです。

 

それぞれの色ズバリの顔料を用意しないで済む分低コストなので、価格も抑えられているとも言えるのだけど、既製品にはない色をじぶんで調合するのは難しいです。

 

理屈的には、パソコンのプリンターのインクとおなじ考え方なので、隠蔽力(下地を塗りつぶす力)の弱い色も多いですね。

黒の混ざらない、澄んだ色ほど透けやすいという……。

塗料について(1

ちょっとハウトゥーっぽいことをやってみようかなと…

 

もけー屋なくせに、ちっとも作ってなかったりするんで

あんまり偉そうなこと言えなかったりするのだけれども

まぁ、かるーく読み飛ばしちゃって下さいまし

※基本的に「個人の感想です」&「我流です」

 

 

日本で主に流通する模型用塗料は3種類あります。

ラッカー、アクリル(水性)、エナメルって言われてますが、

ほんとは「ラッカー」は油性のアクリル樹脂塗料で、「アクリル」が水性のアクリル樹脂塗料だったりします。

モデラーからすれば大違いなんだけども、ラベルを見ると「家庭用品品質表示法に基づくなんちゃら」なんてのがあって、どちらも合成樹脂塗料だったりします。

もちろんこれらを混色したり、薄め液を共用したりはできません。

法令の通りにしか書いちゃいけないワケで、逆に迷惑w

たびたび「ホームセンターで買った塗料と混ぜられますか?」とか訊かれることがありますが、「自己責任で試してみて」としか答え様がありません。

 

実際はどうあれ、判りやすくて便利なので「ラッカー」「アクリル(水性」「エナメル」と言い分けちゃいますよね。

 

うちで扱ってる銘柄で言うと

ラッカーはGSIクレオスのMr.カラー(EXカラーとかGXカラーとか

ガンダムカラーとかも)とガイアノーツのガイアカラー

 

アクリルはタミヤのアクリルカラーとクレオスの水性ホビーカラー

 

エナメルはタミヤのエナメルカラー

ガイアノーツからも出始めたけれど、2017年5月現在10色しかありません。

 

その他、シタデルカラーとか、フィニッシャーズ(Finisher’s)カラーとか、

Vカラーとか扱っております。

 

ファレホやハンブロールはごめんなさい。

取り扱い出来ないワケではないのだけれど、ウチの規模ではとても安定供給

させられないので置いてません。