2017年 5月 18日の投稿一覧

塗料について(2

ちょっとハウトゥーっぽいことをやってみようかなと…

 

※基本的に「個人の感想です」&「我流です」

 

模型用塗料の特徴はなんといっても「分離、沈殿すること」ですw

なんだそりゃー!?って感じではありますが、諦めるしかありません。

 

大雑把に言えば、模型用塗料とは「顔料(まれに染料)」と

顔料を模型表面に固着させる為の「クリアー樹脂」と

樹脂を液状に保つ「有機溶剤(薄め液)」の3種類の混合物です。

溶剤が揮発して、樹脂が固まり、顔料を固着させます。

 

顔料と樹脂が分離沈殿してしまうので、撹拌しないと使えません。

振ったくらいじゃ混ざりません。

GT73 Mr.撹拌用メタルボールなんていう。商品もありますが、よりよく混ぜる為の補助的なものかなと。

 

で、基本的に混ぜないといけないものなので、混ぜ合わせないと「本来の色」になりません。

顔料の重さによって分離沈殿していますので、完全に混ぜ合わせないとその色に成らないのです。

 

それぞれの色ズバリの顔料を用意しないで済む分低コストなので、価格も抑えられているとも言えるのだけど、既製品にはない色をじぶんで調合するのは難しいです。

 

理屈的には、パソコンのプリンターのインクとおなじ考え方なので、隠蔽力(下地を塗りつぶす力)の弱い色も多いですね。

黒の混ざらない、澄んだ色ほど透けやすいという……。

塗料について(1

ちょっとハウトゥーっぽいことをやってみようかなと…

 

もけー屋なくせに、ちっとも作ってなかったりするんで

あんまり偉そうなこと言えなかったりするのだけれども

まぁ、かるーく読み飛ばしちゃって下さいまし

※基本的に「個人の感想です」&「我流です」

 

 

日本で主に流通する模型用塗料は3種類あります。

ラッカー、アクリル(水性)、エナメルって言われてますが、

ほんとは「ラッカー」は油性のアクリル樹脂塗料で、「アクリル」が水性のアクリル樹脂塗料だったりします。

モデラーからすれば大違いなんだけども、ラベルを見ると「家庭用品品質表示法に基づくなんちゃら」なんてのがあって、どちらも合成樹脂塗料だったりします。

もちろんこれらを混色したり、薄め液を共用したりはできません。

法令の通りにしか書いちゃいけないワケで、逆に迷惑w

たびたび「ホームセンターで買った塗料と混ぜられますか?」とか訊かれることがありますが、「自己責任で試してみて」としか答え様がありません。

 

実際はどうあれ、判りやすくて便利なので「ラッカー」「アクリル(水性」「エナメル」と言い分けちゃいますよね。

 

うちで扱ってる銘柄で言うと

ラッカーはGSIクレオスのMr.カラー(EXカラーとかGXカラーとか

ガンダムカラーとかも)とガイアノーツのガイアカラー

 

アクリルはタミヤのアクリルカラーとクレオスの水性ホビーカラー

 

エナメルはタミヤのエナメルカラー

ガイアノーツからも出始めたけれど、2017年5月現在10色しかありません。

 

その他、シタデルカラーとか、フィニッシャーズ(Finisher’s)カラーとか、

Vカラーとか扱っております。

 

ファレホやハンブロールはごめんなさい。

取り扱い出来ないワケではないのだけれど、ウチの規模ではとても安定供給

させられないので置いてません。