さて、実際のところ
模型って売れてるんでしょうか?
寂れてるんでしょうか?
いろいろと濃いひとたちにとっての環境は信じられないくらい進んで来ましたよね。
キットそのものが進化しているし
一昔前では考えられない様なマニアックなアイテムも平気で出るし
素材、工具、塗料も充実しているし
ネット、展示会などの交流も活発です
「なにこいつ不安煽ってんの?」
そんな風に思われる方も多いかもしれません
でも、一方で模型店潰れていませんか?
それも結構な有名、優良店が
地域最後の店が無くなっちゃったりしてませんか?
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今年(2019)になってから気になったネットでのネタが2つありました。
ひとつは某誌付属のマガジンキットです。
1/72 レシプロ単座戦闘機
そりゃもう凄い内容です。
モールドもさることながら、パーツ割りから見直された全く新しいキットです。
「それがなんで付録なんだよ?」
「一般販売しないのかよ?」
「まぁ、このアイテムは雑誌側との約束とかで仕方ないんだろうけど、これからの製品はこのフォーマットで出るんだよね?」
しかし、そう簡単にはいかない様です。
「だって普通に売り出したって数売れないもん」
つまり今の模型の需要では、そこまでの内容のキットは
“開発も発売も” 諦めてね …
がメーカーの見解ってわけです。
興味ある方は、某誌某号発売日過ぎあたりの某メーカーの公式ツイッターを探してください。
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さて、もうひとつが「売上高」ベースで分析してたブログ。
※気になる人は“模型 売上高”でググってね
面白い目の付けどころに「なるほどな…」と思わせられること多々ありました。
ただ、決定的に見落とされている点が気になります。
いや、模型店目線な話しなんで
「知らんがや!」
で済まされちゃってもしょうがないんだけども…。
それこそが
「戦いは数だよ、兄貴!」なのですよ。
300円のキットが10個売れる
3000円のキットが1個売れる
どちらも売上は3000円ですね。
メーカー、アイテムにより多少の違いもあるけれど
基本、利益も同じです。
だけれども!
店的には10個売れるモノの方が良いのですよ。
ひいてはメーカーにとってもね。
何故ならば、模型屋の在庫は“全て買い切り在庫”なのだから。
そして、一切値引きなしで定価販売したとしても
「2ヶ仕入れて1ヶ売れただけでは赤字」だよ、と。
もちろん営業所経費は計算しないでの話し。
第一次ガンプラブームのガンプラはほぼほぼ1ヶ300円。
今や20000円のガンプラもある時代。
それなのに
単価が数倍に、十数倍に、上がっているのに
模型専門店の棚に在庫が溢れているのなら
売上高は減っていない なんてのは
なんの慰めにもなりはしないのですよ。
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メーカーが想定する初回出荷数…
1つの店で初月に売れるであろう数を幾つだと思って決めているんでしょ?
ってはなしですよ。。。
いや、そんなこと構っちゃいられないんでしょうけどね
つづく
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