シタデルカラー、続きます。

 

絵の具の様に使えるカラー

 

使い方だけではなくって、他にも“ 絵の具♪ ”な特徴がこちら

写真のカラーは全て店頭の未開封品。

撹拌してないのはもちろん振ってもいません。

溶剤もクリアー樹脂も無いのがお分かり頂けると思います。

見事になんにも分離していませんね。

※固着の為の樹脂が入っていないワケではありませんが、プラカラーのそれとは種類も量も別物の様です。

注目して欲しいのは、成分だけじゃなく“色”の分離もありません。

ラッカー系ほかの日本の一般的模型用カラーは、成分構成上分離するので混ぜないと使えません。

かき混ぜて使うモノなんだから、混ぜたらその色になるよう配合された顔料で出来ています。

 塗料の2 塗料の5色の源

コスト的には安く済むのが利点ですが、調色が難しい、澄んだ色ほど隠蔽力が弱いなどの不利な点もあります。

 

さて、絵の具が分離しちゃったらどうでしょう?

まあ、模型用塗料みたいに瓶入りなら撹拌して使えば良いんだけども、チューブだと厄介ですよね。

分離しててもおんなじ割合、比率で絞り出せるワザとかあるわけじゃないし、チューブぐにぐにもみもみして混ぜるなんてのも無理なはなしです。

 

分離しないからといって、絵の具やシタデルカラー全てがそれぞれの色専用の単一の顔料で作られているかは判りませんが、混色調色をする際に極端に予想外な色に成ることは無いように思います。

また、発色が良い、隠蔽力が高い理由、ついでに価格が高い理由もこれなんんだろな、と。