なぜ「絶滅危惧種」なのか

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さて、絶滅の要因ってなんでしょう?

かつて、大きな気候変動で地球規模で多くの生物が絶滅したこともあります。

現代では乱獲、開発などで特定の生息域の消滅、農薬、環境破壊、外来種などによる淘汰など。

繁殖、子育てに必用な環境の変化

餌となる他の生物、植物が先に減少することもそうでしょう。

住むところが無くなる

食べるものが無くなる

育てるところが無くなる

生まれなくなる

じゃ、模型の場合は?

ユーザーが減っているのならその要因は?

生息域、住環境の変化

生まれない、育たない…

これは町に“駄菓子屋、文房具屋、おもちゃ屋”が無くなっちゃったことがあたりそうですね。

10歳以下のこどもたちの行動半径にとって、プラモデルは

自然に存在する、あたりまえに出会う  “おもしろそうなもの”  ではなくなっちゃったワケです。

そんなの関係あるか? と思われるかもしれませんね。

例えばこれはあくまでウチの例ですが…。

今では信じられませんが、平成10年くらいまでは小中学生が店内にたむろしている状況がありました。

もちろん、当時は今よりもミニ四駆やガンプラなど

こどものユーザーが大勢いました。

でも、たむろする大多数の彼らを呼び寄せていたのはゲーム機だったのです。

100円でプレイするカプコンやSNKのゲーム筐体。

狭い!五月蝿い!

大人の常連さんから言われる中、最盛期には3台のゲーム機がフル回転してました。

もちろんゲームだけを目的に来店する子が多かったのですが、順番待ちの暇つぶしに店内をうろうろするうちに模型を手にとる子は多かったですし、実際に興味を持ってくれる子、買ってくれる子たちも確実に居たのです。

いつのまにか家庭用ゲーム機のほうが面白くなって、全ての筐体は返却されました。

その後はとくに模型以外の集客アイテムは現れず。。。

ウチの様な組み立て模型のみの路面店、専門店に

は、ショーウインドウ以外には

「なんの気なしに立ち寄ったら興味持っちゃって」

なんてパターンのご新規さん開拓力はゼロに近いのです。

「原っぱがなくなったら虫がいなくなった」

みたいな…

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